名古屋市の瑞穂区にある寺院について、詳しく解説するサイト『名古屋市瑞穂区の寺院』

●●●中根・雁道●●●

【観音寺】

石垣がある観音寺は中根城址ですが、今はその面影を残していません。
中根城とは村上小善の北城、村上弥右衛門の中ノ城、織田越中守信照の南城と3つあって、
それをまとめて中根城と呼んでいました。
本城は南城で、織田信秀の九男で信長の異母兄弟だった織田越中守信照が1561年に築城
したといわれています。
この観音寺付近に南城があったようで、3つの城が南北に並んでいました。

【東八幡社】

東八幡社は西八幡社と対をなす神社で、立派な神馬があります。
この東八幡社と西八幡社は中根南城の守護社だったようで、中根南城はかなり大きなお城
だったのでしょう。

【八剱社】

八剱社は1056年に名古屋市の熱田神宮八剣宮より境外社として勧請され、長く高田村の
村社として信仰を集めてきました。
今では村社ではないので、入口にある石碑の「村社」の部分を埋めてあります。

【盛屋寺】

盛屋寺は1574年に虎岩賢龍大和尚が開いたお寺で、聖観世音菩薩を本尊としています。
山門前には「山門禁葷酒」という古い石碑があります。

【冨士八幡社・高田城跡】

冨士八幡社は約800年前の鎌倉時代、宇佐八幡宮と冨士浅間神社の分霊を勧請して高田城
の鬼門に祀ったのがはじまりです。
高田城は現在の御剱小学校のあたりにあったそうです。
1826年に現在地に移されています。
大正時代までは、夏祭りで男獅子が奉納されていました。