名古屋市の瑞穂区にある寺院について、詳しく解説するサイト『名古屋市瑞穂区の寺院』

●●●堀田・大喜●●●

【浜神明社】

浜神明社は浜の名前のとおりこのあたりはかつて海岸で渡船場がありました。
その後天白川に堤防が完成すると田園となり、五穀豊穣を祈るために祀られたのがこの浜神
神社で天照大神を祭神としています。
境内には名古屋市最古の月待供養碑、慶長年間の対の斗帳寄進碑などが残されています。
しかしこの浜神明社は明治時代に津賀田神社と合祀された経緯があり、1940年に再び
浜神明社として遷座した際、斗帳寄進碑の片一方を津賀田神社に残してきています。

【津賀田神社】

津賀田神社は古墳の上に建てられているといわれており、境内の半分は公園として整備され
ているので遠くから見ると森のように見えます。
神社の創建は不明ですが歴史は古いようです。
境内には堀田の浜神明社から移された斗帳寄進碑があります。
南北朝の頃の書写大般若経三百巻も所蔵していましたが、戦災で一部を焼失しています。

【大喜寺】

大喜寺の本尊である大日如来は昔、弘法大師が勧請した五仏の一体で古来熱田神宮の本地仏
といわれた秘仏です。
境内にある地蔵堂には、鎌倉時代に作られたといわれる鎌倉街道沿いにあった地蔵菩薩像が
安置されています。

【田光八幡社】

田光八幡社は体にご利益のある神社です。
1898年に創建されて仁徳天皇、応神天皇を祀るこの神社の境内には幹回りが7メートル
もある弘法大師手植えのクスノキがあります。
ムクノキとエノキがまじりあっている和合の木は、夫婦円満、子授け、浮気封じなどに効果
があるといわれています。